阪神・秋山、頼もしい3回0封 抜群の制球力に磨きを掛けシーズンへ

 「練習試合、阪神1ー4DeNA」(23日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座)

 先発ローテの中心として期待される阪神・秋山拓巳投手(29)が、盤石の投球でDeNA打線を斬った。最速140キロの直球に100キロ台のカーブを織り交ぜ、3回1安打無失点で仕事を完遂。先発陣に暗雲が漂う中、右腕の存在が頼もしい。

 188センチ、102キロの“アッキャマン”がマウンド上に仁王立ちだ。初回は2死からドラフト2位・牧(中大)に中前打を浴びたが、続く昨季セ・リーグ首位打者の佐野を中飛。「真っすぐの高さが良かった」と低めに制球し、多彩な変化球で的を絞らせなかった。

 二回と三回は簡単に三者凡退。「打者にいろいろ考えてもらって、と思っている。その中で後手にならないように仕掛けることは大事かなと」。昨季は18試合の登板で11勝3敗、防御率2・89。プロ12年目の今季はチームの勝利を最優先に、2年連続の2桁勝利と160投球回を目指す。

 高橋が右脇腹の筋挫傷で戦線離脱し、開幕投手に内定している西勇もぜんそくが悪化してこの日に帰阪。不安が募る中、背番号46の安定感が希望の光だ。「さらに上を目指すという自覚、意識で練習をやっている姿も見えている」と矢野監督。今後も自慢の制球力に磨きを掛け、2021年シーズンに向かう。

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