阪神・平田2軍監督が指令「藤川球児から全吸収しろ」

 ナインの前であいさつする阪神・藤川球児SA(中央)(撮影・北村雅宏)
 ブルペンを出る最後まで阪神・石井将希(左)にアドバイスをする阪神・藤川球児SA(中央)(撮影・北村雅宏)
 阪神・石井将希(左)の投球練習を見る阪神・藤川球児SA(撮影・北村雅宏)
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 「阪神2軍春季キャンプ」(6日、安芸)

 安芸キャンプ第2クールは藤川SAが視察に訪れた。平田2軍監督は藤川SAが選手たちに与える好影響に期待した。

 一問一答は以下の通り。

 -藤川SAにかけた言葉は。

 「(昨季は)ファームにもいてくれて、話もしてくれて、新人以外は顔見知りで分かってるので、遠慮せずにやってくれと。安藤コーチや、久保田コーチも同級生だし、高橋コーチも知ってるから。そういった意味で遠慮なく、どんどんどんどん。第1クールは全集中って言ったけど、第2クールは『全吸収』。藤川球児から全吸収しろ。鬼滅の刃や。いろんなところを吸収して、自分の投球につなげてほしいよね」

 -藤川SAはブルペンで石井将に熱心に声をかけていた。

 「岩貞と岩崎って左がいるけど、こういうご時世で何が起こるかわからないんで。そういった時にああいうタイプいないやん。巨人の高梨とかさ。そういった意味で気になったんじゃないかな。かなり投げたやろ。いいことや。身につくまで、体で覚えるまでやらないと、自分のものにはならんよ」

 -ドラフト5位・村上にも藤川SAは声をかけていた。

 「キャッチボールの時からしっかり見てくれていて、声をかけたのは見てないけど。『いいじゃないですか』って言ってたよ、球児は。腕の振りもいいし、低めに集めて」

 -球数も自己最多の51球を投じた。

 「徐々に段階を上げていく。今日は座らせて51球なので、このクールはそれぐらいで投げるのかな」

 -藤川SAは練習前にも2軍の選手へ言葉をかけていた。

 「それはあいさつだ。声出しするわけいかんやん。今日から1クールということで、やっぱり血が騒ぐんじゃない?我々は選手たちが一生懸命やってる姿を見て、血が騒ぐんだよ。藤川SAもそうよ。『1軍の選手たちはもっとしのぎを削ってやっていると思ってやらないと』っていうことを言ってたよ。SAは厳しいよ。ファーム来た時も言うことはビシッと厳しくしっかり言うもん。傷のなめ合いじゃないけど、『そやな、そやな』なんてことは絶対に言わないよ」

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