阪神・西純 大山斬ってアピる!4日紅白戦“開幕投手”「力を発揮できるように」

 紅白戦先発へ向けてブルペンで投球練習する西純
 ブルペンで投球練習する阪西純。後方は矢野監督
 ブルペンで笑顔を見せる西純
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 「阪神春季キャンプ」(3日、宜野座)

 腕試しに絶好のチャンスが訪れた。阪神の西純矢投手(19)が3日、先発する4日の今キャンプ初の紅白戦に向けて意気込みを示した。対戦相手は大山や同期の井上。“主砲斬り”で開幕ローテ入りへ、猛アピールする。

 「1軍レベルのバッターと対戦できるっていうのはいろんな勉強になると思うので。自分の力をしっかり発揮できるようにしたい」

 矢野監督ら首脳陣に、1年間の成長を示す時がきた。この日のキャンプ2度目のブルペン投球では、変化球を交えて62球。任命された“開幕投手”に向けて最終確認を行った。

 ここまでの手応えは十分だ。ツインズ・前田健太を参考に、昨秋から投球フォームを改良。投球動作で左足を上げると、体の前でグラブを一度たたいて間を作った。その結果、右足に体重が残るようになり、ボールの力強さだけでなく、安定感も増した。

 今季初の実戦だが、調整登板ではない。競争を制して、目標とする開幕1軍をつかむためにも結果が求められる。「実績も何もないんで、そういうところでしっかりアピールしていかないと生き残っていけない」と意気込んだ。

 キャンプ第1クール最終日。2年目の西純が、ルーキーらが魅せる勢いに負けじと、目の前の打者をねじ伏せる。

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