阪神・平田2軍監督 久保田コーチの姿勢に感嘆「(内角球に)逃げない。えらいよ」

 ブルペンで打席に立ち、阪神・小林慶祐の投げるボールを見る阪神・久保田智之コーチ(撮影・北村雅宏)
ペットボトルを使いながら阪神・平田勝男2軍監督と話す阪神・板山祐太郎(左)=安芸市営球場(撮影・北村雅宏)
坂道ダッシュでハツラツとした表情で駆け上がる高寺。左は遠藤(撮影・北村雅宏)
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 「阪神2軍春季キャンプ」(2日、安芸)

 平田2軍監督はキャンプ2日目を振り返り、投手では昨季オリックスからトレードで移籍した小林を高く評価。連日のブルペン入りとなった右腕の、内角をえぐるツーシームにブルペンでも「ナイスボール!」と声を張り上げて鼓舞した。

 また、野手では高寺がフリー打撃で右中間に“プロ1号”を放った。指揮官は高校通算31本塁打を記録した若虎のパンチ力に目を細めた。

 一問一答は以下の通り。

 -ブルペンでは小林に注目していた。

 「去年から真っすぐをもうちょっと磨こうとやってたけど、昨日といい今日といい意欲的な姿勢が感じられた。この2日間、いい仕上がり具合を見せてくれて、今年にかけるような気持ちを感じるよね」

 -久保田コーチも打席に立っていた。

 「あいつ怖くないんやね。普通は逃げるけど、久保田は(内角球に)逃げない。えらいよ。インコースのツーシームいいところに投げてたからね。ボールになっても次の球に生かせるんだからと小林にも話したけど。久保田は微動だにしない。普通、インコース投げますと言ったら怖いよ。やっぱりコーチの若さがでるわな」

 -投手もより実戦を意識できる。

 「久保田はラインに立ってるんだもん。あんな顔して立ったら、いい練習になるんじゃない」

 -小林は久保田コーチの現役時代にタイプが似ている。

 「馬力的にはね。久保田もセットアッパーで1シーズン90試合投げて経験してるんだから、そういうところをどんどん伝えてほしい。小林というのは今、そういうところで求められるポジションなので。自分と照らし合わせたところもあるんじゃない。去年から言ってる真っすぐの質が上がってくればフォークも生きてくるし」

 -高寺のフリー打撃を後ろから見守っていた。

 「いいスイングスピードしてるし、高校じゃ31発打ってるだけの長打力も、ツボに来たら持っている。足が速いし、去年は小幡に遠藤や井上とかが入ってきて刺激を与えたように、高寺が入ったことによって遠藤とか藤田とか2年目の刺激になる。遠藤は違いを見せようと思って意識しているし。そういった意味ではいい競争相手になるよね。気になるもんだよ」

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