阪神ドラ7高寺 3000メートル新人トップ!2年前トップの小幡に「早く追いつく」
阪神のドラフト7位・高寺望夢内野手(18)=上田西=が26日、鳴尾浜での新人合同自主トレで行われた3000メートル走で、新人9選手でトップの11分27秒を記録した。12月の体力測定で“3冠”に輝いた唯一の高卒新人が、また驚異の身体能力を見せた。
練習後のオンライン取材では、負けず嫌いな一面をのぞかせた。7周目までは同5位・村上を追いかける展開。それでも「ここまで来たら負けたくない気持ちがあった。最後の力を振り絞りました」と最後の8周目で鮮やかに抜き去り、ゴール直後は倒れ込んだ。
権田トレーナーは「高卒の選手ですけど、すごくスピードもあって、きゃしゃな割には力もある。今後、力もつけていけますし、楽しみしかない」と絶賛。高寺は「もっと上にいけるように」とさらなる高みを目指す。
2年前の新人合同自主トレでの3000メートル走は、高寺が目標に掲げる小幡がトップだった。「早く追いついて追い越せるように」。今はノックを観察し、参考にしている。
キャンプは2軍スタート。「まだ体力面でも技術面でも全て足りない」とまずは力をつける考えだ。身体能力では大卒社会人の新人選手に全く引けを取らない18歳。ポテンシャルと負けん気で、大輪の花を咲かせる。