阪神・梅野隆太郎捕手（２９）が１９日、岩貞と阪急交通社のオンライントークショーに出演。１３年から今季まで在籍した阪神を離れ来季、中日でプレーする福留封じを誓った。

　７年間、共に１軍で戦ってきた先輩を本気で仕留めにかかる。梅野は「チャンスの場面で非常に強い」と福留のイメージを語る。日米通算２４０７安打の巧みなバットコントロールを間近で見ている分、警戒心は強い。

　「引き出しの多い選手なので駆け引きもあると思いますし、対戦した時には負けたくないので捕手としてはいい勝負をできたらなと思います」。もうチームメートではない。これまでの感謝の思いも胸に、真剣勝負で福留を抑えに行くことこそが真の恩返しとなる。

　１８日に「侍ジャパン」のスタッフ会議が行われ、代表候補として１８０人超の選手がリストアップされた。コロナ禍で来年に延期された東京五輪に、虎の正捕手が選出される可能性は十分にある。

　昨年から東京五輪出場へ強い意欲を見せていたが、その思いは今も変わらない。「野球選手である以上、最高峰で戦いたい思いがすごく強いので、選ばれるように頑張りたいです」。来季、節目の３０歳を迎える梅野は、国際舞台をも見据えて準備を進める。