阪神・矢野監督 井上1軍キャンプ明言!高卒2年目野手では13年ぶり、急成長を期待

 阪神の矢野燿大監督(52)が12日、カンテレ「こやぶるSPORTS」に出演し、井上広大外野手(19)を来春の1軍キャンプに参加させることを明言した。高卒2年目の野手で1軍の春季キャンプメンバー入りとなれば、2008年の野原将志以来13年ぶり。将来の大砲候補が厳しい1軍サバイバルへ、本格的に飛び込む。

 将来の大砲候補に大きな期待を込めた抜てきだ。矢野監督は出演したテレビ番組で、井上の来春1軍キャンプ参加を明かした。1年前の入団会見では、井上にシーズン60本塁打の大指令を出した指揮官。大山に続く主砲育成に向けて、沖縄の地で経験を積ませる。

 「今年も見ましたけど、来季も(1軍春季)キャンプで呼んでみて。若手って伸びる時は急に伸びるんで。そういうのを期待して呼びたいと思っているんですけど」

 待ちに待った朗報だ。この日鳴尾浜で自主トレを行っていた井上は、1軍春季キャンプ帯同に「うれしい気持ちはある」と正直な思いを吐露。そして「今からキャンプまでまだ時間があると思って、一日一日を大切にして練習をやっていけたらなと思ってます」と表情を引き締めた。

 高卒1年目の今季は10月14日にプロ初の1軍昇格。同日の中日戦(ナゴヤドーム)に「7番・右翼」でプロ初先発を果たした。同16日のヤクルト戦(甲子園)では代打で適時二塁打を放ち、プロ初安打&初打点を記録。それでも1軍では11打数1安打とレベルの差を痛感した。

 「ホームラン王になりたい」と高らかに宣言し、プロの世界に飛び込んだ。そんな大砲候補への期待は大きいが、「まだいっぱいやることがありますね」と矢野監督。タイトル獲得に向けて鍛錬が必要だと強調した。

 高卒2年目で1軍春季キャンプのメンバー入りとなれば08年の野原以来、13年ぶり。1年目は「1軍出場」、2年目は「1軍キャンプスタート」とプロ入り後のプランを立ててきた井上だが、「そこで負けないように食らいついていく」と1軍生き残りへ猛アピールを続ける覚悟だ。

 その先に描く、60本塁打でキングの座に輝くプラン。井上が虎の主砲になるために-。まずは沖縄で指揮官の期待に応える。

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