阪神・筒井コーチ 分析担当追加で盗塁成功率UP リーグトップ盗塁数そのまま

 阪神・筒井壮外野守備走塁兼分析担当コーチ(46)が23日、甲子園での秋季練習後、走塁革命を推し進めていく考えを示した。今秋から肩書に分析担当が追加された。2年連続リーグトップの盗塁数に加え、来季は成功率アップを目指す。また4年連続日本一を狙うソフトバンクのように、次の塁を積極的に狙う姿勢をチーム全体に浸透させていく。

 夕暮れ時の甲子園。筒井コーチの口調が熱を帯びた。この秋から新たに「分析担当」の肩書が加わった虎の頭脳は気合十分だ。矢野阪神が初年度から旗印に掲げる走塁革命をさらに推し進めていく。

 「こっちが守備でやられて嫌だった部分とか、相手チームの守備力を踏まえた上で思い切っていくとか。そういったものを前もって準備して、させていくのが仕事。そういったことをやっていきたい」

 チームは2019年に100盗塁でリーグトップに立つと、今季も同トップタイの80個をマークした。盗塁企図数113に対して、成功率・708。筒井コーチは「近本は盗塁王を取っていますけど、他の球団と比較した時に盗塁している人数が多いのはうち」と手応えを強調しつつ、「(来季は)企図数を減らさないように、成功率をもう少し上げていきたい」と意欲満々だ。

 日本シリーズを戦うソフトバンクからも刺激を受ける。4年連続日本一を狙う若鷹軍団は、投打だけでなく走塁への意識も高い。「外国人にも走塁の意識をすごく植え付けさせている。サンズが走ったりという意味ではやっているので、今度はスチール以外でも先に進む。そういうところもテーマに持ってやっていきたい」。今季は状況判断を誤り、進塁をちゅうちょする場面もあった。次の塁を狙う姿勢がチーム全体に浸透すれば、間違いなく得点力アップにつながる。

 「とにかく走る意識とか意欲、誰でも行かせたい」。来季の虎は積極果敢に走る。スリリングな走塁で観衆をドッと沸かせる。

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