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阪神・藤原オーナーが球団初の兼任社長に 「現場主義」で16年ぶりV目指す

 阪神は20日、藤原崇起オーナー(68、阪神電鉄会長)が12月1日付で球団社長を兼任することを発表した。球団創設85年で初めて兼任社長となる同オーナーはこの日、大阪市内の電鉄本社で取材に応じ、『現場主義』を強調。球団、チームの空気を肌で感じながら、16年ぶりのリーグ制覇へまい進していくことを誓った。

 今年85周年を迎えた球団史において、初めてオーナー兼任社長が誕生する。次期社長の人事が決定された阪神電鉄の取締役会後、取材に応じた藤原オーナーは「経済もこういう状況の中で今、各部門とも必死にやっている。総合的に考えて、私がやるということが今の一番いいやり方かなというところですね」と今回の決定に至った理由を説明した。

 “所信表明”とも言える約9分間の取材の中で12回も「現場」というワードを口にした。「まずは現場に行きます。現場へ行って、現場でもいろんな会議があるようですから、そういうことに参加しながら、私の疑問に思ったことをひとつずつみんなに聞きながらスタートしていきたい」

 1975年に阪神電鉄入社後は主に鉄道事業でその手腕を発揮してきたオーナーには、現場を渡り歩いてきた自負がある。「私も現場育ち。現場ばっかりやってきてますから、それ以外ノウハウがないんですよ」。オーナー職に加え、社長の立場となるだけに、球団、チーム内で起こっていることを肌で感じることで、問題点を洗い出し、その改善に着手する。

 改善の先に目指すのは、もちろん16年ぶりのリーグ制覇、そして36年ぶりの日本一だ。「今年は2位だった。ですけどチャンピオンフラッグには届いてない。今度は現場へ行って、それのためにやっている人の真っただ中に入っていくわけですから。私も緊張感がずいぶんあります」と武者震いする。

 矢野監督も「今まで通り、また今まで以上にコミュニケーションが取れるんであれば、それはそれでうれしいこと」と歓迎する。“コロナ引責”とも言える揚塩社長の辞任に端を発した今回のオーナー兼社長の誕生。その手腕に大きな注目と期待が集まる。

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