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阪神・藤川球児が引退会見「1年間体の準備が整わなければプロとして失格」

会見で引退を表明する阪神・藤川球児=西宮市内のホテル(撮影・田中太一)
会見で引退を表明する阪神・藤川球児=西宮市内のホテル(撮影・田中太一)
会見で右手拳をつくりながら話す阪神・藤川球児=西宮市内のホテル(撮影・田中太一)
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 阪神の藤川球児投手(40)が1日、兵庫・西宮市内のホテルで会見し、今季限りでの現役引退を表明した。

 午後1時、スーツ姿で、1人でひな壇に上がると、自ら口を開いた。

 「13連戦が始まるところで、こういう会を開かせて頂いて、球団とみなさまに感謝したい」と冒頭で感謝の思いを述べた藤川。

 「プロに入って、一番最初に引退を考えたのが27歳の時。いつでもそういう気持ちでやってきた。昨年が終わった段階で、自分へのチャレンジに勝った。あとはチームに貢献するとか自分じゃなくても、チームにとって、タイガースにとっていい選手、使える選手というのがあれば、それでいいという思いでやっていた。必然というか。1年間、体の準備が整わなければプロとして失格」

 引退を考えた時期を問われると「時期?毎日です(笑)。伝えたのは8月です。どちらにしても、今シーズン限りでとは思っていました」と明かした。

 会見が進む中で、さまざまな思いが去来する。言葉に詰まった。涙をこらえた。少しの間、沈黙。「セーフですよね?」と苦笑いを浮かべた。

 新型コロナウイルスの影響で、入場できる記者の数も制限される中、それでもテレビカメラ9台、新聞、テレビ、雑誌などの報道陣約100人が集まった。

 前日8月31日、球団を通じて今季限りでの現役引退を発表した。現役生活22年目で下した重い決断。谷本球団本部長を通じ、明かされた引退決断までの経緯では、衝撃的なフレーズが続いた。

 「本人の話では、1年間コンディションを保つのが難しくなり、体が悲鳴を上げていると。もう一つはチームに非常に迷惑を掛けている。来季は今季以上に苦しくなるという懸念も考えられると」

 右肘の状態については「手術が必要なレベル」であるという。日米通算250セーブにあと「7」で迎えた今季、メモリアルイヤーとなるはずだった。だが、11試合の登板で1勝3敗2セーブ、防御率7・20。今月13日には右上肢のコンディション不良で、本来の姿には程遠く2度目の出場選手登録抹消。現在は2軍でリハビリを続けている。

 この日も鳴尾浜球場で、2軍の全体練習に参加。屋外キャッチボールなどで汗を流した。ただ、即引退ではなく、9月中の1軍復帰を目指して、懸命なリハビリを続けている。シーズンは残り60試合。華やかなラストランに向けて、藤川球児の戦いは続いている。

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