阪神ミスの連鎖で痛恨ドロー 継投策は裏目 失策に暴投も…

8回、ワイルドピッチで広島・西川に同点の生還を許す阪神・岩崎=京セラドーム(撮影・飯室逸平)
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 「阪神2-2広島」(16日、京セラドーム大阪)

 阪神は終盤、広島に追い付かれて痛恨のドロー。今季3度の延長戦はいずれも引き分けで終わった。早めの継投策も裏目になり、守備のミスもあって、5割復帰はならなかった。

 試合は初回、阪神が2試合連続の先制。この回、先頭の近本が遊撃・田中広の失策で出塁。さらに前夜3安打の糸井が右前打でつないだ。無死一、三塁でサンズ。

 リーグトップの得点圏打率、チームトップの打点を誇る打撃好調の助っ人が、四球を選んで満塁とする。ここで4番の大山に打順が回る。

 フルカウントまで粘ったが、最後は二ゴロ併殺に倒れた。それでも三走・近本が生還。阪神は初回の守りで、秋山が1死満塁のピンチをしのいだ直後。さらに続くボーアはバットを折りながら、持ち前のパワーで右前に運んだ。2戦連続のタイムリーが貴重な追加点となった。

 先発は秋山。初回のピンチを切り抜けると、5回まで無失点と安定した投球。わずか4安打だったが、矢野監督は継投を選択。だが、これが裏目に出た。六回のマウンドに上がったガンケルが、1死から鈴木誠、松山の連打で1点を失った。

 さらに八回には、岩崎が復帰登板。先頭の西川に中前打を浴びると、犠打で1死二塁。ここで長野の打球を、二塁・植田が捕球ミス。チームとしてこの日2つ目の失策でピンチを広げた。48試合で早くも37個の失策。リーグワーストの数字から抜け出せない。続く鈴木誠を投ゴロに抑えたが、松山との対戦で痛恨の暴投。今度はバッテリーミスで同点に追い付かれた。

 なんとか引き分けでしのいだが、ミスによる失点で後味の悪い結果に。打線も、四回以降はなかなか安打がでず、苦しい戦いを強いられた。17日の休みを挟んで、18日からは巨人、ヤクルトと関東で6連戦に挑む。首位の巨人とは5・5差。正念場の戦いになりそうだ。

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