阪神・近本 九回2死から執念の同点適時打 失策の大山をカバー

 9回、同点打を放つ近本(撮影・高部洋祐)
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 「阪神-広島」(22日、甲子園球場)

 最後まで諦めない。これが阪神の野球だ。九回表に逆転され、1点ビハインドで迎えた最終回の攻撃。雨が降りしきる中、執念の猛攻を見せ、同点に追いついた。

 九回2死で執念の適時打を放ったのは2試合連続でスタメンを外れていた近本だ。菊池保のフォークを弾き返した打球は、右翼方向を転々と転がる。二走・植田が一気に生還し、土壇場で追いついた。

 仲間を救う一打にもなった。直前、九回の守り。1点リードの展開だったが、1死二塁から長野の三ゴロを大山が一塁へ痛恨の悪送球。一気に二塁走者が生還し、同点とされた。さらに1死一、二塁から、スアレスが代打・会沢に左前適時打を浴び、勝ち越しを許した。

 それでもチームはあきらめなかった。近本の今年の得点圏打率は・118(21日の時点)とかなりチャンスで打てない場面が際立っていた。その中で光を見せた一打。貴重な適時打を放った近本がここから復調ロードを歩み、バットで輝きを取り戻したい。

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