阪神の矢野燿大監督（５１）が１６日、オンライン取材に応じ、久しぶりの矢野ガッツを披露した。

　「やる気満々ですよ。コロナがあった年だからこそ日本一になって、野球界、タイガースファンを喜ばせたいとさらなる気持ちになっている。２０２０年も矢野ガッツやりまくります！」と右手を突き上げ、意気込みを語った。

　全体練習など、今後の日程について話し合いも進めている。「明確には決められない状況」としながらも、「ちょっとは先が見えるような状況にはなってきたので、なんとなくこういう形でやっていければという話の段階まではきた」と着実に前に進んでいる。

　選手に対しては、「何のために野球をやるのか。何のためにっていうのがみんな気づけてるんじゃないかな。それぞれみんながそういう部分では成長してるんじゃないかなと思う」と成長を期待した。

　この日は、矢野監督自ら発案し、タイガースアカデミーの保護者向けにオンラインミーティングを開催。抽選で選ばれた１６組の親子が参加。子供のモチベーションの上げ方など、矢野監督に質問を行った。「未来の話であったり、楽しい話であったり、そういうものができる時間になったので、僕自身は楽しくやらせてもらえた」と笑顔を見せた。この様子は後日、球団公式ＹｏｕＴｕｂｅチャンネルに掲載される予定。

　優勝インタビューの練習もしているという矢野監督。この状況で感じた気づきを成長に変え、阪神ファンだけではなく、日本中に矢野ガッツで元気を届ける。