阪神 G倒“サカマルオカ”封じろ!13年ぶり勝ち越しへ【ライバル分析・巨人編】
阪神のライバル球団を分析する「虎Vへの突破口~ライバル球団徹底分析~」がスタート。第1回は巨人編。昨季は10勝15敗と負け越し、V逸の要因となった。2007年以来勝ち越しがなく、“伝統の一戦”と呼ぶにはあまりにさびしい結果が続いている。今季こそ、昨季破壊力を見せつけられた「サカマルオカ」を封じて、13年ぶりの勝ち越しを狙う。
◇ ◇
昨季は自慢の投手陣が巨人打線の破壊力に沈み、開幕から6連敗を喫した。対戦防御率4・05、東京ドームではセ・リーグワースト防御率5・76と打ち込まれた。中でも脅威となったのが「サカマルオカ」の一発攻勢だ。
【昨季の阪神戦打撃成績】
坂本 打率・258、5本塁打、11打点
丸 打率・283、8本塁打、19打点
岡本 打率・260、6本塁打、19打点
リーグ屈指の得点力を誇る打線を引っ張る3人を抑えない限り、今季も勝ち越しは難しい。キーマンとなるのが、エース西勇だ。昨季は5試合に先発し、0勝2敗、防御率2・70。勝ち星にこそ恵まれなかったが、「サカマルオカ」を苦にしなかった。
【昨季の西との対戦成績】
坂本 打率・214、1本塁打、1打点
丸 打率・167、1本塁打、1打点
岡本 打率・250、0本塁打、0打点
ただ上位を封じていただけに、大城、山本、若林ら伏兵に浴びた一打が痛かった。昨季の援護点は5試合でわずか計5得点。CSファイナルSも6回2失点と粘りながら敗戦投手となり、日本シリーズ進出を阻まれた。守護神には昨季巨人戦10試合無失点の藤川が控えるだけに、エースの移籍後巨人戦初白星から弾みを付けたいところだ。
野手陣は巨人のエース菅野を打ち崩したが、桜井に3勝を献上。さらに高橋、今村、メルセデスら苦手とした左腕対策が必要だ。
【昨季の阪神戦投球成積】
菅野 5試合、1勝1敗、防御率6・04
桜井 6試合、3勝2敗、防御率2・51
高橋 5試合、2勝1敗、防御率1・98
昨季ベテラン福留は打率・365、4本塁打、8打点、マルテも打率・339、3本塁打、8打点と伝統の一戦で、勝負強さを発揮した。今季はスタメン争いに身を投じている2人の起用法が鍵を握りそうだ。打倒巨人は猛虎の宿命。13年ぶりカード勝ち越しから、15年ぶりのリーグ優勝へ突き進みたい。
関連ニュース




