阪神・矢野監督1、2番構想 糸井&近本盗塁王コンビ!パンチ力も備えた超攻撃布陣

 近本(左)と糸井
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 あるぞ、イトチカ!阪神の矢野燿大監督(51)が13日、理想に掲げる「2番・近本」が固まった場合の1番候補に、糸井嘉男外野手(38)を挙げた。実現すれば、盗塁王経験者による1、2番コンビとなる。阪神は昨季12球団ワーストの538得点。得点力不足解消を目指す指揮官は、近本の2番の適性を見極めながら、糸井も含め、北條、糸原、木浪、植田らから1番打者を探っていく方針だ。

 矢野監督の理想がはまれば、今季は攻撃的な上位打線が形成される。パンチ力も俊足も備えた糸井、近本が1、2番コンビを組む可能性が出てきた。

 指揮官は打線の中で、2番を重要視する。「左打者の足が速い選手というのが戦っていて嫌なのよ」と、理想に近本を挙げ、開幕までに適性を見極める方針を示している。昨季はチーム最多108試合で1番を打った近本が、2番に回ることで空席となるトップバッターの座。イメージを膨らませる中、候補の1人に糸井を挙げた。

 「北條でも行けると思うし、嘉男(糸井)だって。健斗(糸原)、木浪だって、海(植田)だって、入ってくるかもしれんし、いろんな選手が入れる」

 「2番・近本」が固まれば、スタートする“1番争奪戦”。北條、糸原はしぶとい打撃が持ち味。木浪は勝負強く、植田は俊足がある。それぞれが武器を持つが、実力、実績、経験を踏まえても、最も相手にとって脅威となるのは糸井だ。

 糸井は昨季途中に左足首を負傷して離脱。手術を経て、完全復活を目指す。10日に公開した沖縄自主トレでは場外弾を放って回復ぶりをアピール。オリックス在籍時の15年以来となる2月中の実戦初出場を目標に掲げ、早期調整を続けている。

 今年7月に39歳となるが、足も健在だ。昨季はケガの影響もあって9盗塁に終わったが、18年まで11年連続2桁盗塁を決め、16年は53盗塁で盗塁王に輝いている。

 近本は浜風が吹いて左打者に不利な甲子園を本拠地にしながら、1年目から9本塁打を放っている。36盗塁で盗塁王も獲得した。

 パンチ力もある盗塁王経験者の2人が、1、2番に座り、クリーンアップへとつながる打順。昨季は12球団ワーストの538得点に終わった阪神にとっては、理想的な形となりそうだ。

 “イトチカ”が昨季1、2番に入った試合は8月2日・広島戦(マツダ)の1試合だけだった。今季はどれだけ見られるのか。魅力的なコンビが数多く実現すれば、阪神ファンの胸は躍る。

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