ソフトバンク・中田をトレードで獲得と発表 中日時代は虎キラー

 阪神は26日、ソフトバンクの中田賢一投手(37)をトレードで獲得したことを発表した。無償での獲得と見られ、近日中に入団会見が行われる。

 中田は福岡・八幡高から北九大を経て、ドラフト2巡目で05年に中日入団。国内FA権を行使して14年にソフトバンクへと移籍し、18年にはプロ100勝を達成した。

 ルーキーイヤーにプロ初勝利を挙げたのが阪神戦で、同年から3年間で阪神戦の成績は8勝2敗と好相性。“虎キラー”として猛虎打線を苦しめた。阪神はFA権行使の際に獲得へ乗り出し、背番号18を用意するなど、ラブコールを送っていた過去がある。

 今季はわずか1試合の登板で未勝利に終わったものの、2軍では規定投球回に到達し、防御率3・02、勝率6割6分7厘とウエスタン・リーグトップの成績を収めていた。今季は鉄壁リリーフ陣の奮闘もあってCS進出を果たしたが、CSでは先発投手の駒不足に泣いた。経験豊富なベテラン右腕が、猛虎投手陣の一角に加わる。

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