矢野監督が指令!近本、ダッシュでタイトル奪取や 盗塁リーグトップに3差

 阪神の近本光司外野手(24)が26日、矢野燿大監督から“タイトル奪取”指令を受けた。長いロードを終え、ようやく甲子園へと帰還。求められるのは、誰かを喜ばせるプレーだ。「チームに勢いをつけられるようなプレーがしたいので、どんどん走りたい」。積極的な盗塁宣言だ。

 最後の正念場を迎える。残り24試合。ルーキーながら118試合に出場し、経験を積み重ねてきた。そんな切り込み隊長が塁にひとたび出れば、巻き起こるのは大きな「走れコール」。指揮官は、さらなる奮起を促した。

 「あと24試合でタイトルもね。ファンのみなさんも期待してくれていると思う」

 現在、25盗塁。リーグトップ28盗塁で並ぶ中日・大島、ヤクルト・山田哲を、ここから猛追する。さらに高山が刻んだ球団新人安打記録の136本まで、あと6本だ。「終盤の1試合、1勝は大きいと思うので、自分の仕事ができるようにやっていきたい」。打って、走って、チームに勝利を-。最後の最後まで、近本は全力で駆け抜ける。

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