矢野監督“公開説教”の真実明かす 「プロとして嫌」と考えるプレーとは
阪神・矢野燿大監督(50)が13日放送のカンテレ「こやぶるSPORTS」に出演。6月20日の交流戦・楽天戦(甲子園)における木浪聖也内野手(25)への“公開説教”の真実を明かした。
試合を振り返ると、問題のシーンは1点を追う八回無死一、三塁で起こった。近本が高いバウンドの三塁ゴロを放ったが、三走・木浪がスタートを切れない。直後、指揮官は一塁ベンチで眉間にしわを寄せた。続く糸原のカウントが1-1になった時に木浪へ代走・江越を起用。ベンチに下がった木浪を呼ぶと、形相を変えて指導した。
これについて矢野監督が説明。この場面では、
【1】ゴロはストップ
【2】ライナーは戻る
【3】高いバウンドはGO
という指示を出していた。
そしてベンチに戻った木浪をいきなり怒りつけたわけではなく、どういう準備をしていたのかまず聞いた。その返答が【3】に優先順位を置かず、やってはいけない【1】に意識がいっていたため、「プロとして準備のレベルが低すぎるんちゃうかと言いました」と全容を明かした。
矢野監督は失敗を責めることはしたくないが、準備ができていないことやスキのあるプレーなどは「プロとして嫌」だという。問題のシーンでも「飛び出してアウトになるくらいの気持ちがほしい。チャレンジしないと見ている人もおもんない」と、木浪に限らずすべての若虎に呼びかけた。