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鳥谷“役者打”サプライズ登場で2点適時打  遊撃争いヒートアップ

 シート打撃で二塁打を放つ鳥谷
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 「阪神春季キャンプ」(10日、宜野座)

 阪神の鳥谷敬内野手(37)が飛び入りでシート打撃に登場。日曜日で多くのファンが宜野座に詰めかける中、いきなりの2点適時二塁打で球場を沸かせた。きょう11日に予定される紅白戦には「3番・遊撃」で先発出場する予定。北條やルーキーの木浪ら若手が台頭してくる中、ベテランの定位置を奪い返す戦いに熱が帯びてきた。

 思わぬ男の姿に日曜の宜野座がドッと沸いた。鳥谷がゆっくり左打席に向かう。驚いたのはファンだけじゃない。矢野監督もその一人だ。「オレも知らなかった」とサプライズ登場。サラッと打点を稼ぐバットの信頼は不変だ。メニュー表に名前はなかったが、ベテランはおどけて笑う。

 「紙に名前を書いてもらえなかったんですよ」。コーチ陣は事前に把握していたが、ファンには粋な演出だ。B組の3人目、無死一、二塁の好機。対するは売り出し中の右腕、守屋だ。見逃し、ボール、空振り…3球で追い込まれたが、ファウル、ボール、ファウルで粘って7球目だ。

 外寄り高めの141キロ。力のある直球にも振り負けない。フルスイングした打球は鋭く左中間を割った。一走の江越も一気にホーム生還。「普通です。頑張ります」と1本の適時打に言葉少なだが、キャンプ序盤から見せる姿、実戦の結果に指揮官も賛辞を贈った。

 「ますます面白いよね。ファンの人も喜んでくれた部分もあったやろうし。さすがやな、というのを見せてくれた」

 その後の強化ランニングでも、若手に交じって全メニューを消化した。きょう11日に予定される紅白戦には「3番・遊撃」で先発する。17年に金本監督のサプライズ起用で、DHで1打席に立ったが、最近の3年間で見ても異例。ベテランは「出る?出してもらえると思います」と言い、再び笑みを見せた。

 この日はルーキーの木浪が2安打。有力候補の北條に、植田や、二塁から糸原が回る可能性もある。ベテランの背中に導かれるように、激しさを増すチーム内の競争。最終的なポジションは1つだが、全体のレベルアップにもつながる。紅白戦は正午過ぎの予定。ベテランの退路を断った挑戦。実戦の時を迎え、一気に熱を帯びてきた。

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