マルテ サード守れるっテ ホットコーナーに「31」再び!

 三塁のポジションでシートノックに入り、ジャンプして送球をキャッチするマルテ。左端は大山
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 「阪神春季キャンプ」(3日、宜野座)

 マルテ、サード得意なんだっテ!!阪神の新外国人、ジェフリー・マルテ内野手(27)=前エンゼルス=が今キャンプ初のシートノックに参加。本職の一塁ではなく、サードのポジションに就いて無難にゴロをさばき「得意なんだ」とアピールした。矢野監督も「まだ悠輔(大山)に決めたわけじゃない」と三塁で起用する可能性を否定せず。“併用プラン”が浮上した。

 初めて行われたシートノックで“異変”が起こった。マルテが就いた守備位置は、本職で想定されていたファーストではなくサードだった。

 大山とともにノックを受ける新背番号『31』。掛布SEAが現役時代に背負ったナンバーを背に、その“ミスタータイガース”と同じポジションで無難にゴロをさばいていく。

 難しいバウンドを難なく処理してファーストへの送球をビシッと決めると、チームメートから「マルちゃんナイス!!」の声が飛んだ。その後の投内連係では、グラブをミットに替えてファーストへ。ここでも特に目立ったミスはなかった。

 ファーストでの起用が有力視されるマルテ。だが、この日のノックに関しての質問に、新助っ人は驚きのコメントを発した。「うん、サードは“得意”のポジションだからね。ファーストも含めて、どこでもできるようにやっていきたい」。実は本人は三塁守備の方が得意だと言うのだ。

 「ファーストが多くなるかなともちろん思っている」と話した矢野監督だが、オプションの一つとして『サード・マルテ』の起用があることを明かす。「まだ悠輔(大山)と決めたわけじゃないしね。こっちとしては準備の段階で、そういうこともやっておいた方が安心。(きょうも)無難にこなしたんじゃないかな」とサードの守備に合格点を与えた。

 マルテ自身は「競争に入ることは好きなので、そこに入っていきたいと思う。競争することによって、チームが全体的に上向いていってくれると思うからね」と意欲満々だ。いよいよ現実味を帯びてきた、タイガースのタテジマユニホーム背番号『31』の実戦サード起用。4番打者争いだけでなく、サードの定位置争いへ向けて、大山も安穏としていられない。

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