藤川球児 守護神復活目指し「退路を断って」 石崎と自主トレ公開

自主トレを公開し、キャッチボールで汗wp流す阪神・藤川球児=鳴尾浜(撮影・田中太一)
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 阪神の藤川球児投手(38)、石崎剛投手(28)が15日、沖縄県の宜野座村野球場で自主トレを公開。雲一つない青空の下で、キャッチボールなど笑顔で体を動かした。

 藤川は守護神復活を目指す挑戦の一年を前に、言葉に力を込めた。「阪神に来て3年が終わった。4年目に突入する中で、1年ずつ成長できるように」。主にセットアッパーを務めた昨季は53試合で5勝3敗2セーブ、21ホールドで防御率2・32。その安定感とマウンドでの姿で、チームを鼓舞してきた。

 実績と経験がある藤川に、矢野監督の期待も大きい。昨年12月には、抑えの有力候補として藤川の名を指名。「球児がそこをやると自分で言ってくれるというのは自信と、自分にプレッシャーをかけてると思うので」と話していた。

 07年と11年にセーブ王に輝き、日米で通算227セーブを積み上げたベテラン右腕。「重要なポジションを担っていきたいと思っています。どうなるかもわからないけど、退路を断ってやっていきたい」と藤川も気合十分だ。南国・沖縄で徐々に体と状態を上げていく。

 一方の石崎は2年連続の球児組参加。昨年6月に右肘のクリーニング手術を受け、故障に泣いた1年に終止符を打つ。「今年は一からですね。下積みから結果を残していかないといけない」。中継ぎとして12試合に登板して0勝0敗、防御率4・20だった昨季の悔しさを晴らす戦いへ。技術面も、精神面も、先輩・藤川の業を盗んでいく。

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