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上本ガチ勝負!糸原らと二塁定位置争い 左膝手術から7カ月…1軍Cスタートへ

 阪神の上本博紀内野手(32)が春季キャンプ1軍スタートになることが濃厚であることが9日、分かった。昨季は「左膝前十字靱帯(じんたい)損傷」でシーズン途中に戦線離脱。この日から鳴尾浜でリハビリを開始した中、今季最大の目標に「ケガをしない」ことを掲げた。二塁定位置争いでは糸原らとの戦いとなる2019年。背番号00の逆襲が始まる。

 吐息は白く、時折みぞれも舞った。気温5度。新人合同自主トレ開始で熱気に包まれたこの日、同じ鳴尾浜のグラウンドで始動した上本がじっと足元を見つめていた。「僕としては、一日一日しっかりやっていきたい」。19年のテーマは「ケガをしない」こと。シーズン途中離脱からの脱却だった。

 昨季は5月に“落とし穴”があった。安芸スタートになったが、3月3日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)から1軍へ。4月下旬から「1番・二塁」でスタメンに定着すると、打率・422をマーク。そんな中迎えた5月5日の中日戦で、二塁に滑り込んだ際に左膝を負傷。「左膝前十字靱帯損傷」の診断を受け、6月に再建手術を行った。

 全ては恩返しのために-熱い思いがあった。度重なるケガに泣き、プロ10年間で100試合以上出場したのはわずか3度だけ。さかのぼれば、左肘内側側副靱帯損傷、右目周辺の裂傷、左上前腸骨棘の亀裂骨折…。全力プレーの中で負う代償はいつもいつも、大きかった。だからこそ今オフ、上本はFA権を行使せず残留を決意。「ケガばかりですが、僕のことを応援してくれる人がいる。そういう人たちに恩返しできれば」と虎党への思いを明かしていた。

万全の状態証明

 約7カ月間の懸命なリハビリ。一つずつできる練習が増え、今ではランニングや室内での打撃練習も行えるまでになった。予定通りに進めば、キャンプインでは全メニューを消化できる見通し。「寒いので、慎重にはやっていきたい」。ここまで順調にリハビリを行っているからこそ、逆に気を引き締めた。

 矢野監督らの期待も大きく、春季キャンプでは1軍の宜野座キャンプからスタートすることが濃厚だ。ただ、上本自身は「安芸(スタート)でもしっかりやらないといけない。のんびりというのはない」と1、2軍関係なく、最初からアピールするつもり。定位置奪還へ糸原らとの競争になるが、まずは1軍首脳陣に万全の状態であることを証明する。

 「足をケガして、実戦もまだですし、ユニホーム着てバリバリも動いていないので。今はまだしっかりリハビリ頑張ります」

 リハビリの先に見えてくる、2年ぶりの1軍キャンプへ。ここで立ち止まっているわけにはいかない。

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