藤原次期オーナー誓う金本野球継承 矢野新監督決定「いい方向でやっていける」

 次期オーナー就任が内定している阪神電鉄・藤原崇起代表取締役会長(66)が15日、大阪市内の電鉄本社で取材に応じた。監督就任を要請していた矢野2軍監督の受諾を喜ぶとともに、口にしたのは金本前監督が築いた野球を継承する決意だった。

 「報告は聞きました。本当に金本前監督の後に、ふさわしい人に受けていただけたと。これでタイガースも、いい方向でやっていけるなと。今の体制の続きで、ですね」

 金本監督の電撃辞任からわずか4日後のスピード決着。要請があれば直接出馬も辞さない考えを明かしながら、「私は待つだけなので」と首を長くして吉報を待っていた。実に17年ぶりの最下位から、チームを立て直すという難題。新監督には前監督の踏襲を願う。

 「今までずっと、金本さんと一緒にやって来られてますからね。同じ方向を向いてやって来られた方。そういうことですからね」

 近日中にオーナー交代内定会見が行われる。その前に監督人事が決着。ホッとした気持ちか-問われた次期オーナーは、笑いながらも言葉には熱が帯びた。「私としてはホッとしたというより、いよいよスタートを切る、そちらの方がね。新しい体制の中で、身の引き締まる思いですね」。タイガースが新たな船出を迎える。

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