マツダで若虎マツリ打 陽川弾&猛打ショー!北條猛打賞!大山2二塁打!

 「広島3-13阪神」(6日、マツダスタジアム)

 敵地に六甲おろしの大合唱が響き渡った。20安打を放った阪神。首位・広島との一戦で、ここぞとばかりに躍動した。

 まずは陽川だ。二回1死でチーム初安打となる右前打をマーク。打者一巡の猛攻で5点を奪った五回は1死一、三塁の好機で打席を迎えると中前へ適時打を放って応戦した。

 一度火が付いたバットは止まらない。六回には左中間席上段へ運ぶ5号ソロ。九回2死からも左翼線へ二塁打を放って4安打の固め打ち。「打席の中では自分のスイングをすることだけを心がけている」と冷静に投手と向き合い、結果を残した。

 北條は2番打者として与えられた仕事を果たした。13得点につながる先制点を生み出した。三回2死二塁。岡田の投じた直球を中前へはじき返して糸原を本塁へと生還させた。「ミーティングでも『2アウトから走者が出たら、チャンスを生かす』ということを言われていたので。イトさんが出てくれたので、何としてもかえしたかった」。執念の一打でチームを勢い付け、3安打と躍動した。

 大山も負けてはいない。五回1死一、二塁から中越え適時二塁打を放つと、八回には1死から左越え二塁打で出塁して、ダメ押しへとつなげた。「まだ、修正しないといけないところがあるので」。マルチの活躍も反省は忘れなかった。

 2軍を経験し、1軍へとはい上がってきた3人。意地と執念を見せ続け、チームに欠かせない存在となっていく。

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