藤浪 2軍戦で万全5回0封 矢野2軍監督も1軍再昇格明言

 「ウエスタン、オリックス2-2阪神」(26日、舞洲)

 1軍舞台へと返り咲くため、「0」を刻み続けた。2軍調整中の阪神・藤浪が先発し、5回4安打2四球で無失点。21日のウエスタン・広島戦(倉敷)から中4日での登板となったが、6つの三振を奪う好投で1軍昇格をグッと引き寄せた。

 初回1死から2番・宗に安打を許したが、3番・西村を空振り三振。2死二塁から続く園部も連続三振で、立ち上がりを無失点。三回は1死二、三塁と、この試合最大のピンチを迎えたが、右腕は簡単に崩れない。3番・西村への5球目に、この日最速となる157キロを計測。結果はボールだったが、6球目にフォークで空振り三振。四球を挟み、5番・杉本を三ゴロに料理し、序盤の難所を0点でしのいだ。

 直球に加え、フォークの割合を増やした94球。マウンド上で相手打者でなく自身と戦うかのようなかつての姿は、影を潜めた。試合後は「全体的にいろんな球種を試せました。(フォークも)空振りを取ったり、有効的に使えました」と納得顔。2つの四球も「勝負にいったフォアボール」とプラスに捉えた。

 矢野2軍監督も「ナイスピッチングやと思うよ。内容的にも、すごくいい登板になったと思う」と評価し、25日に好投した青柳に続く1軍推薦にも「完全に候補に入ると思うし」と昇格候補であると明言。1軍マウンドへ戻る準備は、整った。

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