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福留、鉄人弾!球団2人目、金本以来41歳のシーズン10号で連勝や!

3回、ソロを放つ福留(撮影・棚橋慶太) 
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 「DeNA1-3阪神」(10日、横浜スタジアム)

 阪神・福留孝介外野手(41)が三回、右越えに4年連続2桁本塁打となる10号ソロ。41歳シーズンでの2桁本塁打は2011年の金本以来、球団史上2人目。今季初の4試合連続打点で3位浮上を導いた不惑のベテランが、広島の優勝マジック点灯を阻止するべく、この先も打ちまくる。

 横浜の空に夕日が沈みかけた頃だった。衝撃音が走り、白球がスタンドへ消えた。福留が放ったのは追撃の10号ソロ。「奇跡!」。4年連続の2桁本塁打を決め、チームも連勝。はにかんだ笑顔がはじけた。

 点差は2点。先発メッセンジャーを助けたい。そして取り返したかった。そんな思いがバットに宿った。三回だ。1死走者なしで迎えた第2打席。DeNA先発・東の真ん中に甘く入った123キロスライダーに対し、フルスイングで応戦した。打った瞬間、本塁打と確信させる完璧な一撃。歓喜に揺れる周囲とは対照的に、静かにグラウンドを一周した。

 「ランディがすごく安定していたので。早く点が取れればと思っていたので、いい1本になったと思う」

 取り返したいプレーがあった。初回1死一塁で二ゴロ併殺打に倒れており、「好機をつぶしてしまっていたので、塁に出てチャンスを作ろうと思った」。結びついたのは最高の結果だった。今季初の4戦連続打点を挙げると、リードを広げるだけでなく、うれしい勲章もついてきた。通算13度目の2桁本塁打を達成。球団の41歳以上の選手で、シーズンに2桁本塁打を記録したのは2011年の金本(現監督)のみ。球団2人目の記録となった。

 その存在は40歳を超えてもなお、大きい。シーズン序盤には、苦しむ若手にハッパをかけていたという。遠征時には後輩たちを連れて食事に出掛け、数カ月も前から人気店の予約まで行う。気にかけながら、若手の台頭を待つ姿。それでも簡単には追い越させない。「『やっぱりまだまだ勝てないな』というぐらいの、それくらいのつもりで準備はする」。まだ、まだだ。若手には譲らない。

 福留が打線の中核に座れば、チームは5連勝だ。そして広島のマジック点灯を阻止する一撃にもなった。誰よりも勝利にこだわる福留の願いは、白球を後押しした。「昨日の勝ちを今日につなげられた。明日につながるように、目の前のことを一つずつやっていきたい」。一時は最下位まで落ち込んだチームが3位浮上。猛虎を引っ張る主将の一振りで、次なる“奇跡”を起こしていく。

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