糸井、復帰即タイムリー 4番の存在感!4度出塁&2打点

 「阪神10-9ヤクルト」(4日、京セラドーム大阪)

 ゆっくりベンチに戻ると、次々に祝福の手が伸びた。イスに座り、ようやく見せた笑顔。勝ちたかった。3戦ぶりの出場で1安打3四球、2打点。バットで…いや、存在感で手にした勝利、連敗脱出だ。最後は5時間超の延長戦。超人が戦列に、鮮烈に戻ってきた。

 7-7で迎えた七回だ。無死三塁の絶好機を作るも、代打・岡崎、北條が三振に倒れて2死二、三塁。続く福留は粘って四球を選んだ。満塁。4番に打順が巡った。ボール、ボール…。圧倒的なオーラからか、中尾の制球が定まらない。最後は、変化球が大きく外れた。押し出し四球だ。

 右足腓(ひ)骨骨折が完治せぬまま復帰。痛み止めを飲みながら出場を続けたが、体は既に限界を超えていた。7月29日のヤクルト戦で途中交代すると、31日からの中日2連戦を欠場した。「試合に出たい」。最後は首脳陣の判断で出場しなかったが、実は2試合ともに代打でスタンバイした。ベンチでも戦う姿勢は崩さなかった。

 反撃打も阪神・糸井だった。3点差で迎えた六回。1点を返すと、2死一、二塁で打席に立った。左腕中沢に対して、追い込まれながら3球目。真ん中低めのスライダーを狙った。まだ、骨が完全にくっついたわけじゃない。それでも痛む右足で体を止めて、中前にきっちりとはじき返した。二走・糸原がホームに生還。1点差に迫り、陽川の同点打につなげた。

 「おやすみ」。試合後、糸井は激闘の余韻を体に残し、笑みを浮かべながら車に乗り込んだ。今季、欠場試合は2勝9敗。復帰戦での勝利は、これ以上ない存在感の証明だ。「まだ本来のタイミングというか、打撃はできていないけど。これから上げていってほしい」とは金本監督。超人のバットとともに、チームの再進撃が始まる。

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