自力V消滅阻止へ、甲子園でもヒットマン共存! ナバ&ロサ 2戦7発猛爆中 

 阪神の金本知憲監督(50)は23日、首位・広島を24日から甲子園に迎える3連戦で、エフレン・ナバーロ外野手(32)、ウィリン・ロサリオ内野手(29)をスタメンで共存させる可能性に言及した。聖地では高い外野守備力が必要となるため、ナバーロの中堅起用に否定的だったが、前カードのDeNA戦で新オーダーが確かな攻撃力を発揮。広島に3連敗すれば自力優勝の可能性が消滅する危機で、指揮官は直接対決を制すための手を打つ。

 本拠地で首位・広島にスイープされれば、自力優勝の可能性が消滅する。セ・リーグ連覇中の王者は、圧倒的な攻撃力を持って臨んでくる。どうやって勝ちに行くか-。金本監督が「話し合って考えます」と語ったのはロサリオ、ナバーロの同時スタメン起用だ。

 強烈な浜風が吹く広い甲子園では、外野手に高い守備力が求められる。「甲子園はやっぱり外野の守りって大きいからな」と指揮官が明かすように、当初は左翼・福留、中堅・ナバーロ、右翼・糸井の布陣には否定的な見解を示していた。

 だが攻撃力重視でオーダーを組んだ21日のDeNA戦から打線が爆発。2戦連続の2桁安打、2戦7発と開幕からの打撃不振がウソのように相手を圧倒して見せた。球場が狭い横浜スタジアムということもあるが、打線のつながり方を見れば甲子園でも…という期待を確かに抱かせる。

 その手応えを金本監督も感じ取っているからこそ「打線としては(今の形で)行きたい。守りの問題はあるけど」と言う。ただ相手は強力打線を擁する広島。「(外野に打球が)飛んでこなかったら飛んでこなかったで終わりやし。難しいよな。抑えることが一番やから」と、攻撃力を取るか、それとも守備力を取るか、悩める胸中を明かす。

 状態を上げてきたロサリオについても、変化球への対応ができれば4番復帰かの問いに「それがいいと思うけどね。糸井でもいいんだけど」と語った。間違いなく広島3連戦のキーマンとなる助っ人コンビ。この日早朝に帰阪したロサリオは「頭をしっかりリフレッシュさせたい。リラックスさせて明日に臨みたい」と力を込めた。

 22日のDeNA戦で来日初アーチを放ったナバーロは「ここからの試合は重要だと思うので、そういう意味でも勝ちにこだわりたい」と言い切る。「直接対決でたたく?そらそうですよ」と語気を強めた金本監督。追撃の姿勢を示し、ペナントの火を消さないためにも-。求められるのは白星だ。

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