J2甲府は30日、DF山本英臣(45)との契約を更新したと発表した。
山本はクラブを通じて「私事で、チーム、関係者の皆さま、そしてファン・サポーターの皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げます。年齢や自身のパフォーマンスを含め、現役を続けることが本当にチームのためになるのか悩みましたが、それでももう一度信頼し、選手として頑張ってほしいと言っていただいた方々の思いをしっかりと背負い、頑張りたいと思い、現役を続ける決断をさせていただきました。この決断に責任を持ち、行動で信頼を取り戻せるよう、チームのために全身全霊で取り組んでまいります」などとコメントした。
山本は週刊誌で不倫トラブルを報じられ、11月に活動を停止。その後クラブが佐久間悟代表取締役社長に対して管理責任として1カ月の減俸5%、山本に対してクラブとチームの社会的信用を毀損した責任として2カ月の減俸10%の懲戒処分を科していた。
佐久間社長はこの日、クラブを通じて「クラブとしては、記念すべきシーズンであったにも関わらず、皆様方からのご期待にお応えすることが出来なかったことやクラブへの信頼を失う事案が生じましたことにつきましてもお詫びを申し上げなければなりません。しかし、その様な中ではありますが、今シーズン終盤から活動の自粛をしておりました、山本英臣選手との間で契約更新に至りました。クラブと致しましては、山本英臣選手がこれまでサッカー選手として培ってきた、技術や戦術等を現役選手としてピッチ上で表現し、またクラブに貢献してくれることを期待しております」とコメントし「ヴァンフォーレ甲府に関わる皆様方には、引き続き、山本英臣選手へのご声援をお願い申し上げます」と結んだ。