望月、挑む連続奪三振 3日に5連続!球団記録は1戦7連続

 阪神の望月惇志投手(20)が5日、「継続」をテーマに生き残りを誓った。今季初昇格となった3日・中日戦は、最速155キロの直球を軸に5者連続奪三振で猛アピールした。球団には1試合で7者連続奪三振などの記録が残るが、試合をまたいでの“更新”も見えてくる。

 「先のことを考えられる状況じゃない。持ってる力を発揮できるように1試合、1試合、しっかりやりたい」

 衝撃の登板から2日。将来を嘱望される20歳は、強い決意を口にした。2軍では先発ローテーションを担っていたが、金本監督らがリリーフの適性があると判断。いきなり結果で応えてみせた。「(1軍に)上がった初日に投げられたことがすごくよかった」。これまで先発が主で、今は新鮮な毎日だという。

 「経験できることがたくさんあるので。登板前のブルペンの入り方とか、先輩方を参考にしていきたいです」

 15年に西武・岩尾が救援4試合で9者連続奪三振をマーク。阪神では藤川も2戦で6連続三振を奪っている。「こだわっているつもりはないですけど」。望月は前置きした上で意欲を見せた。「2軍で先発している時は、空振りやファウルが取れていなかった。継続できることは継続していきたい」。伸びしろ十分な20歳が、ドクターKを襲名する日も近い。

 ◆連続奪三振 1試合でのプロ野球記録は阪急・梶本隆夫(57年)、東映・土橋正幸(58年)の9連続。阪神では小山正明(56年)、村山実(60年)、江夏豊(71年)、能見篤史(11年)、藤浪晋太郎(14年)の7連続が球団記録。リリーフでの複数試合をまたいだものなどは参考記録となり、西武・岩尾利弘が15年4月に登板4試合で9連続三振。阪神では藤川が06年5月28日・西武戦のリリーフ登板で1試合6連続。2試合連続3者三振は08年6月9日・オリックス戦と同11日・西武戦などで記録した。

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