「ヤクルト５－６阪神」（１日、神宮球場）

　阪神が二回に挙げた６得点の“貯金”を、かろうじて守り切った。６－３の３点リード、セーブがつく状況で九回を任された守護神のドリスが２失点と薄氷を踏むリリーフとなった。

　先頭の三輪は三塁へのバント。北條がかろうじてさばいて１死をとった。しかし、続く西浦には中前打で出塁を許してしまう。坂口には四球を与え、１死一、二塁。そして、山田哲に適時打を許して２点差で１死一、三塁に。バレンティンには左翼へ痛烈な当たりを浴びたが、ナバーロの正面への犠飛となり、かろうじて２死までこぎつけた。

　１点差まで詰め寄られ、なおも一塁には山田哲と本塁打でサヨナラ負けという場面を迎えてしまった。ここで迎えた雄平は２ボール２ストライクからの５球目、フォークで空振りを奪いゲームセット。薄氷を踏む白星となった。

　ドリスは１８セーブ目。