糸井、満塁弾は“人生初”「自分の中の意地が出た」

6回、満塁本塁打を放つ阪神・糸井嘉男=メットライフ(撮影・棚橋慶太)
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 「交流戦、西武5-10阪神」(2日、メットライフドーム)

 今季49試合目にして新外国人のロサリオがスタメンを外れ、純国産打線を組んだ阪神が今季最多を更新する15安打&10得点で逆転勝利を飾った。4番・糸井がプロ初、記憶をたどっても「ない」と語る“人生初”となる満塁9号を放ち、自己最多の6打点で勝利に貢献。ヒーローインタビューでは「自分の中の意地が出たと思います」と力強く語った。

 試合は2点ビハインドで迎えた六回、2死一、二塁から糸原の右前適時打で1点差に迫った。さらに福留の四球を挟み2死満塁で糸井。左腕・野田に対して初球、高めに浮いたスライダーを狙った。大きな弧を描いた打球は、そのまま右中間スタンドに到達。9号逆転満塁ホームランとなった。

 試合後は「連敗していたんで、なんとか止めるぞと強い気持ちで行きました」と語った糸井。会心の一撃を「初球から甘い球がきたら行こうと。自分の中の意地が出たと思います」と振り返った。

 プロ入り前を入れても「(記憶に)ないです」という“人生初”の満塁弾で、交流戦開幕からの連敗を4で止めた。「何より今日勝てたことが一番大きかったです。明日も勝てるように意地見せたいと思います」と力強く宣言した。

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