阪神が今季交流戦初勝利!糸井プロ初満塁弾&自己最多6打点 打線は今季初2桁得点

6回2死満塁、逆転満塁本塁打を放った阪神・糸井を笑顔で迎える(左から)福留、中谷将大、糸原、梅野=メットライフドーム(撮影・金田祐二)
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 「交流戦、西武5-10阪神」(2日、メットライフドーム)

 今季49試合目にして新外国人のロサリオがスタメンを外れ、純国産打線を組んだ阪神が今季最多を更新する15安打&10得点で逆転勝利を飾った。4番・糸井がプロ初の満塁弾を含む2安打で、自己最多を更新する6打点の大活躍。交流戦開幕からの連敗を4で止めた。

 試合は2点ビハインドで迎えた六回、2死一、二塁から糸原の右前適時打で1点差に迫った。さらに福留の四球を挟み、2死満塁で糸井。左腕・野田に対して初球、高めに浮いたスライダーを狙った。大きな弧を描いた打球は、そのまま右中間スタンドに到達。9号逆転満塁ホームランとなった。

 糸井の満塁本塁打はプロ15年、1329試合目の出場で初。6打点は自己最多だ。初回には1死一、三塁の好機で先制の右前適時打。七回には1死満塁から左犠飛でダメ押しと、4番のバットで試合を決めた。ヒーローインタビューでは「連敗していたんで、なんとか止めるぞと強い気持ちで行きました。初球から甘い球がきたら行こうと。自分の中の意地が出たと思います」と満塁弾の打席を振り返った。

 自身の記憶を振り返っても「(満塁弾は)ないです」という人生初の大きな一発。「何より今日勝てたことが一番大きかったです。明日も勝てるように意地見せたいと思います」と言い切った。

 また、前日1日の西武戦で、今季初めてスタメン落ちした糸原が、4安打3得点の大暴れ。大勝の中で貴重なつなぎ役を担った。九回には山崎、鳥谷の連続適時打で2得点。なかなか調子の上がらなかった打線が、今季初の2桁得点をたたきだした。

 先発の小野は4回4失点で今季最短降板。2番手で登板したドラフト5位・谷川(九州三菱自動車)が、五回の1イニングを無失点に抑え、プロ初勝利を手にした。六回以降は岩崎、藤川、桑原とつないだ。

 3日は藤浪が先発予定。西武は榎田が先発予定で、阪神の“ドラ1対決”が実現する。一気連勝でパ・リーグ首位チームに勝ち越しを決め、まずは勝率を5割に戻したい。

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