阪神、台湾三冠王を調査!2年連続4割スラッガー王柏融、来季終了後に海外移籍濃厚

 阪神が来オフに向け、台湾・ラミゴに所属する王柏融外野手(24)の調査を進めていくことが24日、分かった。台湾プロ野球で今季三冠王に輝いた左の大砲。来シーズン中にもメッセンジャーが国内FA権を取得し、2019年シーズンには外国人枠を外れることもあり、新助っ人候補として来年は現地調査を含めて検討を進めていく。

 “大王”と称される台湾屈指のスラッガーに照準を定めるために-。球団関係者は「どれくらいの金額が必要になるか、読めないところもある。もちろん現地に視察も行くだろうが、年俸などのコストを調べる必要がある」と王柏融の調査を進めていく方針を明かした。

 王柏融は来シーズン終了後に海外移籍が可能となる条件を満たす予定で、本人は米メジャーか日本の選択について、日本行きを望んでいるもようだ。阪神だけでなく、国内の他球団も調査に乗り出しているとみられ、来オフに海外進出が決定した場合には争奪戦に発展する可能性が高い。

 台湾プロ野球で2年連続打率4割超をマークし、今季は台湾人選手として史上初めての三冠王にも輝いた逸材。11月に行われた第1回アジアプロ野球チャンピオンシップなど国際大会での実績もあり、すでに阪神は今季のリーグ戦を視察。3月に行われた台湾選抜の試合などでも、王のプレーぶりをチェックしていた。

 条件面での課題がクリアになれば、補強ポイントとも照らし合わせながら調査が本格化する可能性がある。チームでは来季、メッセンジャーが4月上旬にも国内FA権の資格取得条件を満たす予定で、2019年シーズンから外国人登録枠を外れて日本選手扱いとなるため、助っ人補強の選択肢が広がってくる。

 今オフは打者でロサリオを補強し、来季は投手3人、野手1人の布陣で臨むことが決定的となっている。仮にメッセンジャーが日本選手扱いとなれば、投手2人、野手2人の布陣とすることも可能だ。

 2019年シーズンを見据えて同じ台湾から呂彦青を獲得しており、リリーフ陣のバックアップとしてモレノも獲得した。そんな現有戦力の状況を見つつ、球団は現場の意見を聞きながら検討を重ねていくことになる。

 まだ24歳と若く“台湾の至宝”と呼ばれるほどの実力、人気を誇る王柏融。来オフ、迅速に動くために-。まずは獲得が可能かどうか、資金面の調査からスタートしていく。

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