メッセ、バッキー超える レジェンド助っ投球団記録100勝まであと16勝!

 阪神のランディ・メッセンジャー投手(36)が20日、関西国際空港から米国へ帰国した。現在NPB通算84勝を挙げており、球団の助っ人史上最多、ジーン・バッキーの持つ通算100勝まで残り16。来季、4年連続5度目の開幕投手にも立候補した右腕は、自己最多の年間16勝以上を挙げて虎史上最強助っ人になると誓った。

 愛する家族の手を握り、空港に現れたメッセンジャー。それは柔和な父の顔だったが、来季のことに話が及ぶと表情が一変した。「オフコース!」。約50年前、歴史に名を刻んだレジェンド助っ人と肩を並べ、超えていきたい。その先に待っているのが、虎史上最強の称号だ。

 「もちろん、101勝したいと思います」

 今季は22試合に先発して11勝5敗、防御率2・39。8月に右足腓骨(ひこつ)骨折の大ケガを負ったが、手術を経て不死鳥のごとくCSでよみがえった。6度目の2桁勝利を達成し、NPB通算勝利数は「84」。バッキーが残した通算100勝まで残り16。既に、射程圏内に入っている。

 4年連続5度目の開幕投手に向けても「自分しかいないと思っています」と力強く宣言。「エースという自覚を持って、チームを引っ張っていくという気持ちがあるので」。通算1271奪三振は、歴代外国人投手1位・郭源治の通算1415奪三振にあと144に迫る。まだ見ぬ日本の頂点が最大の目標だ。そのために、身を粉にして右腕を振る。

 「例年通り少し休んで、トレーニングを始めたいと思っています。ケガしたところは、もう問題ないので」

 手術の際に入れたボルトは、現在も右足の中にある。プレーに支障はないようで、来季もそのままの状態でマウンドに立つつもりだ。この日は関西国際空港から、米国に帰国。まずは家族との大事な時間を過ごし、来年の開幕戦に照準を合わせていく。

 「引退までに、ここで一度は優勝したい。日本一になりたいと思っています」。求めるものは自身の数字だけではない。文字通り、最強の男になるための1年。18年シーズンは、メッセンジャーが虎の歴史を変える。

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