秋山、一戦必勝!43年ぶり虎生え抜き右腕15勝へ「最後まで投げ抜く」

 阪神の秋山拓巳投手(26)が28日、甲子園で行われた投手指名練習に参加。キャッチボールなどで調整し、31日のヤクルト戦(甲子園)に向けて備えた。今季11勝を挙げてブレークした右腕が、さらに白星を積み重ねて歴史に名を刻む。

 阪神の生え抜き右腕で15勝を挙げれば、1974年の古沢憲司以来。秋山が故障などもなく、順当に投げ続けられれば残り登板は5試合あり、快挙達成の可能性は残っている。

 「欲は出さないようにしている。そういう目標は常に持たないように。まだローテ1年目なので、最後まで投げ抜くことを考えていきたい」

 球団史に残る記録については意識せず、自身の投球を心がけることを誓った。目的は一つ。「自分の勝ち星よりは、チームが勝てるように」。先発として試合を作り、勝機を与える仕事に専念すればおのずと結果はついてくる。

 ここまでは安定した投球が光る。「うまくいきすぎている部分はある」と謙そんするが、手応えはある。「試合は作れているし、いろいろな要素があっての結果」。直球への自信、制球力、投球テンポなど、飛躍の要因はいくつもある。それらがかみ合っている今、8年目の苦労人が見せる力は揺るがない。

 来週は9月5日からの広島3連戦中に登板予定。広島とは今季初対戦となるが、優勝を目指す上でより一層負けられない戦いになる。結果で信頼を勝ち取る。エースと呼ばれるその日まで、秋山は止まらない。

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