藤浪手応え3回7K、3四球も納得 掛布2軍監督「次は5回」

 「ウエスタン、阪神1-8オリックス」(29日、四国コカ・コーラボトリングスタジアム丸亀)

 持っている能力は段違いだ。先発の阪神・藤浪晋太郎投手(23)が3回4安打1失点。9つのアウトの内、7つを三振で奪った。3四球を与えたことについては「指にかかった上でのフォアボール」と納得の表情を見せた。

 頭部死球を与えた7月2日のウエスタン・中日戦(ナゴヤ)以来となる先発マウンド。最速158キロの直球は威力抜群で「指にかかったボールを投げられた」と手応えを得た。

 三回に2つの四球の後、適時内野安打を浴びたが、掛布2軍監督は投球内容を評価。「抜け球も少なかった。5、6日、間隔空けて5回くらいだよね」と8月4日からのウエスタン・中日3連戦(鳴尾浜)で、5イニングをメドに先発させることを示唆した。

 投球回数が増えることについて「これまで通り腕を振るだけではなく、緩急を使いながら」と藤浪。1軍での先発を見据えた投球を心掛ける考えだ。「納得のいくボールがあったことは確か」と大きく自信を深めた背番号19が、完全復調へ向けて突き進む。

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