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高山燃えた!今季初のスタメン落ち 八回に代打で適時二塁打

 8回、代打・高山はタイムリー二塁打を放つ(撮影・飯室逸平)
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 「中日5-2阪神」(20日、ナゴヤドーム)

 意地が詰まった一打だった。敗戦の中で光った「H」ランプは阪神・高山のバットから生まれた。昨年8月16日・広島戦以来のスタメン落ちとなった夜。ベンチで試合を見守り、じっと出番を待っていた。

 1-3の八回2死一、二塁。代打で打席に入ると、鋭い眼光で岩瀬をにらみつけた。1ボールからの2球目。甘く入ってきたスライダーをフルスイングで見事に捉えると、打球は遊撃・京田の頭上を越えて左中間を転々。中谷がホームを駆け抜け、高山は二塁ベース上で大きく手をたたいた。悔しい気持ちをバットに込め、会心の当たりで晴らした。

 片岡打撃コーチは「スライダーをしっかり捉えてくれて、狙ったボールをね」と貴重な一打に高評価を与えた。試合前時点で対左投手は12打数3安打の打率・250。金本監督は「今は状態も良くないし、中谷の方が期待できたという判断」とスタメン落ちの理由を説明。続けて、高山の奮起を促す言葉を送った。

 「そういう(悔しい)気持ちがないと進歩はないだろうし。その悔しさをいい意味で持ったまま次に生かすか。結果を出すしかないんだから」

 昨季は新人王を獲得し、今季は「3割・20本塁打」を目指すシーズン。今はグッと我慢し、レベルアップへ努める毎日だ。テークバック時、右肩が捕手方向に入り過ぎてしまうことは「昔からの悪い癖です」と高山。打撃練習ではノーステップで打つなど、体を制止させる時間を作って確認している。

 試合後の背番号9は「いい形で打てたか?」の問いに「はい」と答えてバスに乗り込んだ。名古屋の夜に感じた悔しさと、両手に残る確かな手応え。チームを支える24歳がまた一歩、飛躍への階段を上った。

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