「広島９－８阪神」（１日、マツダスタジアム）

　悔しい今季初マウンドとなった。阪神・岩貞が広島の一発攻勢に泣いて５回５失点。「あれだけ援護をもらっていたので、しっかり投げないといけなかった」。先制し、リードした展開での投球だったが、勝利につなげることができなかった。

　立ち上がりからリズムが乱れた。４－０の一回。安打と四球で無死一、二塁のピンチを招く。続く丸に左越え３ランを許して失点。さらに６－３で迎えた五回にも、鈴木に２ランを浴びて得点を許した。

　厳しいコースを慎重に突く場面もあったが、ボールと判定されてカウントを苦しくする場面が目立った。それでも左腕は「相手も同じ条件だし、もっと粘っていかないといけない」と、本来の力が発揮できなかった自身の投球を責めた。

　先発ローテとして臨む２年目のシーズン。思わぬ試練にも、目をそらすことはない。次回は順当にいけば８日の巨人戦（甲子園）。聖地で次こそは快投をしてみせる。