緒方監督 5時間24分の激闘制し鯉党に感謝「勇気と力をもらいました」

サヨナラで今季初勝利を挙げ、ファンにあいさつする広島・緒方孝市監督(手前)ら=マツダスタジアム(撮影・北村雅宏)
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 「広島9-8阪神」(1日、マツダスタジアム)

 広島は、5時間24分の激闘をサヨナラで制して、今季初勝利を手にした。試合後、緒方孝市監督(48)は「最後まで勝利を信じて大きな声で応援してくれたファンに感謝。まずは、そこでしょう。勇気と力をもらいました」と、球場を埋めた3万人以上の鯉党に感謝の言葉を並べた。

 先発した岡田が初回に4失点するなど、4回5安打7四球6失点でKOされたが、攻撃陣が奮起。0-4の初回に丸の1号3ランで反撃ののろしを上げると、突き放されても鈴木の1号2ランや会沢の適時打などで追い上げた。

 8-8で迎えた延長十回に安部が、二塁への適時内野安打を放ち、激戦に終止符を打った。10安打9得点した攻撃陣に指揮官は「きのう、きょうも諦めることなく集中して、うちらしい攻撃ができた。野手の頑張りに頭が下がる。去年、やってきたことが開幕からできるのは頼もしく思う」と話した。

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