糸井、心配無用!!別メニュースタートも全体練習復帰「2月中旬」

 心配ご無用!阪神・糸井嘉男外野手(35)が31日、沖縄県読谷村のチーム宿舎で行われた全体ミーティングに出席。右膝関節炎のため別メニュー調整となるが、「2月中旬ですかね」と全体練習への復帰時期を明言。昨年に続いて「超」を17年のテーマに掲げ、金本阪神2年目の原動力となる。1日から1軍は沖縄・宜野座、2軍は高知・安芸でキャンプインする。

 球春到来の息吹を感じながら一言、一言をかみしめる。天然キャラで“宇宙人”と呼ばれることもあるが、この日の糸井は違った。虎1年目にかける並々ならぬ決意と、心の中に渦巻く不安。熱い言葉の数々は、心配するファンへ向けてのメッセージでもあった。

 「そういうこと(故障)があるので、不安はありますけど…。最初は別メニューでやらせてもらいます。しっかり治して、早く復帰できるようにします。(全体練習への合流は)2月中旬ですかね」

 自主トレ中に痛めた右膝は決して楽観視できるものではない。しかし、糸井が「2月中旬」と明確な復帰時期を明言した今、視界は開けているといっていいだろう。だから、心配しないでほしい。3月31日の開幕戦までには、必ず100%万全な状態を作り上げる。

 金本監督も糸井を信頼している。「彼に任せます。彼が言う日にちより遅らせてもいいくらいかなと僕は思います」。首脳陣は細心の注意を払いながらサポートする。その中で、早ければ2月の中盤にさしかかる第3クール中にも、全体練習に復帰する見通しだ。

 年明けはグアムでソフトバンク・柳田らと自主トレを行った。「一からシーズンに挑むための体作り」とウエートトレーニングで体をイジメ抜いてきた。今キャンプでは、福留への弟子入りも決意。「すごい実績を持たれている方なので、勉強したいなと思います」と目を輝かせている。

 また、今季のテーマを「超」と漢字一文字に設定。オリックス時代の昨年も同じ漢字を挙げたが「新しく挑むということで」と今年も継続する構えだ。昨年を超える?という問いには「もちろん」と即答。チームの優勝、さらには自身初のトリプルスリーも狙う。

 この日は、チーム宿舎で行われた全体ミーティングに出席。「一人一人の顔を見ながらあいさつをしました。新しくチームに入れるということを実感しましたね」。金本監督が「初めての恋人」と話す背番号7。壁を乗り越えた先に、主役の座は待っている。

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