糸井“FA1年目の金本”になる!学生時代に見た「優勝請負人」任せろ

 FAでオリックスから阪神に移籍した糸井嘉男外野手(35)が26日、MBSのテレビ番組「せやねん!」に生出演。共演した元阪神・藪恵壹氏は、かつて金本監督がFA入団1年目でリーグ優勝に貢献した時と似ていると指摘。来季は鉄人の再来で「優勝請負人」となる。

 鉄人から超人へ、使命は託された。「優勝するために力を貸してくれ」。糸井は指揮官の言葉が胸に刺さり、心を動かされた。25日の入団会見でも覚悟は垣間見えた。

 「金本監督を胴上げしたい」

 この日、MBSのテレビ番組「せやねん!」に出演した糸井は、共演した元阪神・藪恵壹氏からも優勝への大きな期待を寄せられた。藪氏は番組の終盤で糸井に毛筆で“一筆入魂”。スケッチブックには「再来」という2文字が記されていた。

 金本監督は現役時代の2002年オフ、当時の星野監督から熱烈なラブコールを受けて阪神へ入団。野球に取り組む姿勢、結果でチームを変えていった。その勝負強い打撃で何度もチームを救い、18年ぶりの優勝に大きく貢献した。まさに「優勝請負人」として、その背中でチームに大変革をもたらした。

 02年は星野監督が就任1年目で4位。今年の金本監督就任1年目の4位と重なる。星野監督は2年目の03年に優勝している。超人は番組内で当時を振り返った。「金本監督がFAで来て、優勝したときは応援していました」。その姿は今でも、はっきりと脳裏に焼き付いている。金本阪神2年目、糸井が鉄人級の活躍でチームに変革をもたらせば…と期待は大きく膨らむ。

 2番構想のある打順についても触れ、理想は「1、2、3(番)ぐらい」と臨機応変に対応すると明かした。番組の最後には公約として「お立ち台7回」と記したフリップを掲げた。「勝負勘を出して、勝ちにつながるプレーをしたい」。勝負強さを発揮し、試合を決める一打を放つ。

 「やったる!思いました」と決意を示す糸井。“金本の再来”として、超人が05年以来の頂点へと導く。

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