岩貞復調0封!初球宴2回2安打もあっぱれ6人斬り

 「マツダオールスターゲーム・第2戦、全セ5-5全パ」(16日、横浜スタジアム)

 三回から2番手で登板した阪神・岩貞祐太投手(24)は、2回を無失点に抑えた。

 横浜の夜空に花火が打ち上がる中、待望の対決が実現した。四回1死一塁。2イニング目の阪神・岩貞は、6月3日に満塁本塁打を浴びたメヒアと対した。直球で追い込むと、最後は変化球で遊ゴロ。坂本の華麗なグラブトスに助けられ、見事併殺でリベンジに成功した。

 「回ってくると思っていなかったので、勝手に僕だけ意識していました。真っすぐでいくところなんでしょうけど、やられているので。しっかりチェンジアップを投げました(笑)。ゲッツーで良かったです」

 初めての球宴登板は手応え上々だ。三回、いきなり先頭・鈴木に三遊間を破られたが、田村を伸びのある直球で左飛。岡島は直球で二ゴロ併殺に打ち取り、打者3人で終えた。

 「三振を取ったときに1発目の花火が上がって、オーっ!と聞こえたので、スピードが出たのかと思ったら、違いました(笑)」

 降板後、冗談交じりに振り返ったのは四回1死から、糸井を最速147キロで空振り三振に斬った場面だ。この夜はスタジアム近くで花火大会が開催。ごう音で集中力が切れるどころが、マウンドではそんな余裕もあった。

 直前には栗山の打球を右足裏に受けたが、「大丈夫です」と問題なしを強調した。予定の2回を投げきり2安打無失点。大学時代を過ごした横浜の地で、たっぷり収穫を得た。

 「腕を自然と、思いきり振れるフォームにすることが目標。腕を振れる形を作っている段階です。一歩一歩、いい方向にいっていると思います」

 前半戦は5月まで4勝2敗、防御率0・88と圧倒的な成績を残したが、6月以降、3本もの満塁本塁打を浴び、6戦5敗と失速した。調子が下降線をたどる中で初出場したお祭り舞台。真価が問われる後半戦に向けて、確かな復調の予感を漂わせた。

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