西岡、プロ初の外野先発「楽しかった」

 「交流戦、阪神2-0オリックス」(14日、甲子園球場)

 いつもとは違う景色の中でも、戸惑うことなくプレーした。阪神・西岡が「2番・中堅」で、プロ14年目にして初の外野で先発。守備は難なくこなして、六回には右中間へ三塁打。快勝を彩った。

 八回の守備で交代するまで中堅で出場した。飛球はなく、中前打を3本処理。出場機会に飢えていた男は、新境地を楽しんでいた。

 「やっていて楽しかった。チャレンジしない人間はあかんと思うし、金本監督の下だからできることだと思うので」

 12日・日本ハム戦。試合前に首脳陣へ外野挑戦を直訴した。同戦で途中出場して、初めて外野を守ったばかりだった。

 オリックス戦の練習開始前には甲子園での特守を志願。中堅で打球処理や、三塁への送球練習も行った。成果は試合にも現れていた。中村外野守備走塁コーチは「(試合での)動きは問題なかった。落ち着いて守っていた」と及第点を与えた。

 西岡が外野に入ったことで打線は厚みを増した。1番から鳥谷、西岡、福留、ゴメスと実績がある打者が並んだ。金本監督は「今、若い選手が多いので、中堅、ベテランの力が必要なんで。西岡をどこかで使いたいというところで、セカンドスローも不安があるみたいなんで、彼のワガママを聞いて使いました(笑)」。勢いに乗れない現状を打破するために、起用したことを明かした。

 今後も外野で先発起用される可能性はある。チームスローガン「超変革」の下、西岡の新たな挑戦が始まった。

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