お帰り!掛布監督の聖地2軍戦に1万人

 ベンチで喜ぶ掛布2軍監督
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 「ウエスタン、阪神1-1広島」(3日、甲子園球場)

 お帰りなさい!今季初めて甲子園で行われたウエスタン・リーグの阪神-広島戦に、1万93人のファンが訪れた。お目当てはもちろん、聖地初采配となった阪神・掛布雅之2軍監督(60)。背番号31を身にまとった自らも大歓声を浴びたが、若虎をいつも以上に奮起させたたくさんのファンの熱視線に感謝した。

 背番号31が聖地に戻ってきた。掛布2軍監督の記念すべき甲子園初采配は1-1の引き分けだったが、緊迫した好ゲーム。観衆はなんと1万93人だった。

 「これだけのファンの方が球場に足を運んでファームの試合を見てくれる。すばらしい舞台を作ってくれたからいいゲームができたと思います」

 三回に緒方の左前適時打で先制。投げては先発の岩崎が8回4安打1失点。若虎の奮闘を引き出した1万人の視線に感謝した。

 試合前から熱気にあふれていた。開門前には約1800人が長蛇の列。そのため球団は、予定を40分早めて午前10時50分に開門する措置を取った。

 指揮官自ら先頭に立った。午前11時過ぎから熊本地震被災者を支援するため、西田、植田とともに募金活動を行った。会場の5号門前には100メートル近い行列ができた。

 20分間、一人一人と握手して出迎えた指揮官は「ファンの方の目の輝きというか、熱いメッセージを熊本に届けられればというような感じを受けるくらい。(手を)握り返す力などで早く元気になってくれという思いを感じました」。21年前に阪神・淡路大震災を経験した地元ファンの気持ちにも感謝した。

 それはファンも同じ。当日券を買うため朝5時から並んだという西宮市内の会社員・石坂隆弘さん(46)は「甲子園で掛布さんのユニホームが見たかったので来ました。(募金したときに)背中をポンポンと2回たたかれて感激しました」と、憧れの人との対面に感極まっていた。

 試合後、掛布2軍監督は「本当にありがたいです。震災のこともあって集まってくれたと思います。この3連戦はそういうシリーズにしたいと思っています」と話した。熊本のため、そして若虎のため。残り2日間も背番号31が甲子園に立つ。

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