ドリス聖地降臨!パーフェク投デビュー

 「阪神8-4ヤクルト」(19日、甲子園球場)

 初舞台にも臆することはない。重圧はなかった。大声援が力になった。「アメリカでもこういう環境に慣れているけど、一つ違うのは、熱い応援が自分のモチベーションになったよ」。甲子園での1軍初登板。阪神のラファエル・ドリス投手が期待通りの3人斬りで、堂々のデビューだ。

 「4点差はあったけど、自分のピッチングをすればいいので、ボールを強く投げようと思っていた」

 隙は見せない。点差は関係なかった。4点を奪った直後の九回だ。先頭の山田を1球で右飛に。続くバレンティンは、初球にこの日最速の152キロを記録するなど遊ゴロに仕留めた。最後は雄平から空振り三振を奪ってフィニッシュ。計10球の見事なパフォーマンスとなった。

 「リラックスして落ち着いていこうと思っていた」。18日には、同じドミニカンのマテオの32歳の誕生日パーティーに参加。友の節目を祝い、自身の初昇格も祝福してもらう一日に。身も心も準備は整っていた。

 試合後は、大事そうにウイニングボールを握り締めてクラブハウスへ。「最後に三振を取ったボール。自分でしっかりと持って。もしくはサインをして誰かにあげるかもしれない」。まだまだこれから。中継ぎ陣を助ける存在として、アウトカウントを積み重ねていく。

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