浜中C陽川に最後通告!来年ダメなら…

 阪神・浜中治打撃コーチ(37)と藤本敦士2軍守備走塁コーチ(38)が23日、甲子園歴史館でのトークショーに出演。浜中コーチはアジア・ウインターリーグで好成績を残した陽川尚将内野手(24)を称賛しながらも「来年結果を出せんかったらアカンぞ」と愛を込めた最後通告を出した。

 非情ともいえる言葉は陽川の成長を思ってのことだ。プロ2年間で1軍は未経験。今季のウエスタンでも打率・213、3本塁打と寂しい数字が目立つ。浜中コーチも「厳しく言っていきます。何とかしないといけません」と使命を口にする。

 陽川と同期入団の岩貞、梅野、岩崎は1軍の舞台を踏んだ。来季はまだ3年目とはいえ、フレッシュな戦力はどんどん入ってくる。悠長に構えてはいられない。

 一方で台湾での奮闘ぶりには「いい結果を残したと思う」とうなずく。確かに打率・339、2本塁打、13打点は胸を張れる成績だ。だからこそ「1月の期間を大事にしてほしい。しっかりと振り込んで、(良かった感覚を)体に染みこませてほしい」と要求する。

 ウインターリーグの期間途中で帰国した浜中コーチは陽川に台湾でのノルマを課していた。それは報告だ。試合の内容や陽川自身の体の状態を逐一メールさせるようにしていた。「日記をつける代わりでしたね」と浜中コーチ。良薬は口に苦し-。浜中コーチは陽川が苦言を糧に成長を遂げる日を待ち望んでいる。

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