鳥谷で堅首1・5差!夏ロード勝ち越し

 「阪神7-2DeNA」(22日、京セラ)

 頼りになるキャプテンだ。阪神・鳥谷敬内野手(34)が、決勝の2点適時二塁打を含む3安打3打点の大暴れ。DeNAに連勝した。猛虎は夏のロード11勝6敗とし、4試合を残して3年連続の勝ち越しが決定。2位の巨人が敗れ、ゲーム差は1・5に開いた。ここから再進撃だ。

 やっぱり、鳥が翔(と)べば虎は強い。首位攻防の3連戦でわずか1安打に封じられた主将が大暴れだ。ミスを突け!とばかり強振したのは同点の四回。1死一、二塁から相手の野選でもらった2死満塁を逃さなかった。三嶋の初球、内寄りの143キロを砕き、右翼手梶谷の頭上をライナーで突破。2者生還で勝ち越しに成功した。

 「チャンスだったのでどんどん振っていこうと思って…。いい結果になって良かった」

 初回先頭の中前打が先制点に結びつき、八回には右中間へ適時三塁打。通算44本目の三塁打は、三宅秀史に並ぶ球団5位タイだ。猛打賞で3打点。前夜に続く2戦連続の適時打で3連敗した前カードの悪夢を振り払った。

 子供たちからブーイングを浴びてでも貫く冷静さが、チームで不動の信頼につながっている。前年度のオフ、大阪市内の病院を慰問した主将は患者の少年から順位予想を頼まれ、「1位は巨人」と仰天発言。「え~!」。会場はかわいらしいヤジに包まれたが、予想は的中した。もちろん、戦前から白旗を揚げていたわけではない。

 鳥谷は後日、発言の真相についてこんなふうに持論を語った。

 「巨人とのメンバーを比較すると、個人で戦ったら勝ち目は薄くなる。だからシーズン全体、巨人との25試合を見てチームとしてどういう戦いをするかが大事。勝機はどれだけ相手よりミスを少なく試合を進められるか。ウチはどんどん一発でかえせるチームじゃない。少ないチャンスをどれだけ生かせるかが、大勝負になるほど大切になると思いますよ」

 この日はDeNAの拙守を確実に得点に結びつけた。だが、7勝13敗と負け越す伝統の一戦はやはり巨人より失策の数が3つ多い。残り31試合はわずかなほころびが命取りになる踏ん張りどころだ。鳥谷が言うようにミスを減らし、いかに好機をモノにできるかがV争いの明暗を分ける。

 東京で巨人に3タテを喫し、大阪で迎えた正念場でDeNAに2連勝。京セラドームでの連勝も11に伸ばし、3年連続で夏のロード勝ち越しを決めた。

 「目の前の一戦一戦を大事に戦いたい。明日も勝って3連勝できるように頑張ります」

 何が何でも10年ぶりの栄冠を手にしたい。主将の冷静な口ぶりには、悲願への熱い思いが詰まっている。

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