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鳥谷に大型契約提示へ 監督手形も

 トリよ、残ってくれ-。海外FA権を行使し、米大リーグ挑戦の希望を持つ阪神・鳥谷敬内野手(33)が週明けに球団側と残留交渉に臨むことが13日、分かった。球団側は南球団社長も出馬し、将来の監督手形を含めた大型契約を提示する方針で、キャプテンの海外流出阻止に向け、全力で慰留に当たる。

 球団が総力を挙げて鳥谷の胸に訴える。不動の遊撃手。唯一無二の存在。長年抱き続けたメジャーへのあこがれを理解しつつも、10年ぶりのリーグ優勝には必要不可欠な選手だとし、週明けの残留交渉で慰留を図る。

 数度に及んだこれまでの残留交渉。日本シリーズ中に行われた渡米前最後の折衝で、球団側は条件を大幅に見直し、鳥谷に熱く残留を要望した。だが、現時点で残留の言質は得られておらず、先行きは不透明な情勢だ。

 誠意の一端を行動に移す。次回の交渉には南球団社長の直接出馬が決まった。球団トップが胸襟を開き、鳥谷と腹蔵なく語り合う。要望には耳を傾け、即座に対応できる環境を整えた。

 切り札の投入も思案中だ。来るべき将来の監督手形。「鳥谷選手はこういうものになびく性格ではないかもしれませんが、絶対に残ってもらわないと困る選手なので、そういうことも視野に入れて交渉に当たりたいと考えています」と球団関係者は話した。

 前日帰阪した鳥谷は渡米中に代理人を敏腕として名高いスコット・ボラス氏に決めた。ブルージェイズに続いて、アストロズのルーノーGMが来季の戦力としてリストアップしていることを認めるなど、メジャー移籍の流れは加速の一途をたどるが、球団は粘り強く交渉に当たる。

 「ウインターミーティングが終わっても、鳥谷選手への条件がすべて出そろうとは思ってません。こちらは年を越してでも、いい返事がいただけるように待ちます。それだけ必要な選手なんです」と球団幹部。交渉の長期化がチーム編成に大きな影響を及ぼすことを覚悟の上で、鳥谷慰留を最優先に動きを進める方針だ。

 鳥谷の存在なくしてリーグ優勝は語れない。打線の中軸を担う安定感のある打撃とセンターラインを固める堅実な守備。海外流出は来季のチーム構想を根底から揺るがす。猛虎の屋台骨を支えるキャプテンを全力で引き留める。

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