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岩田、悪癖再発…序盤4失点「悔しい」

 「巨人5-1阪神」(13日、東京ド)

 これが首位攻防の戦いか‐。重圧が、左腕から平常心を奪っていた。「先頭打者に本塁打を打たれて、ちょっと気持ちで焦ってしまった」。阪神・岩田はフッと深く息を吐いた後に、言葉を絞り出した。

 持ち前の粘りが出ない。初回だ。先頭の長野に2球目の外角直球を右翼席へと運ばれ、先制を許した。今季の岩田なら切り替えていけるはずだが、心がついていかない。続く橋本に左前へ運ばれると、1死二、三塁から村田の三塁ゴロの間に2点目を失った。

 元来、立ち上がりが課題の投手。ただ今季は「テンポだけを意識して投げているのが、結果につながっている」と、走者を背負いながら得点を許さない投球が際立っていた。

 本塁打が出やすい東京ドームでの戦いにも『気持ちの割り切り』をテーマとしていたが、長野の本塁打で「余計に考えすぎてしまった」と二回にも先頭・井端の右中間二塁打から2点を追加されてしまう。三回以降は立ち直ったが、巨人相手に序盤の4失点は、あまりにも重かった。

 この試合まで今季の巨人戦は2戦2勝、防御率1・93と相性は抜群。左腕にかかる期待は大きかった。それを知るからこそ、岩田は「4失点もしているので…。最少失点でいけなかったところが悔しい」と唇をかんだ。

 7月に月間MVPを獲得した左腕が、これで3連敗。和田監督は「立ち上がりが課題の投手。ここのところはよかったが、ぶり返した感じだね」と不調を嘆いた。だが、この先の勝負に岩田の力は欠かせない。

 中西投手コーチは「フォーム的にも修正しないと。また前に戻っている」と指摘した。頂点を争う伝統の一戦は、これからも続く。岩田が意地を見せるマウンドは、まだまだ残されている。

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